ZeeKon4Aを組み立てる(その3)

実はアナログ部分もオートレベラーも、前回からの変更が少なかったので、動作確認がしてありません。パネルに実装してから間違いが見つかるとウンザリすること請け合いなのですが、そうかといってパネルに取り付ける前にポテンショメータやスイッチを仮付けしてテストするのもたいへん煩わしいものです。

そういうわけで、早くケース全体を形だけでも仕上げてしまわないと仕事が進みません。今回はリアパネルから組み立てていきます。リアパネルの素材もいつものように片面銅張り積層板FR4です。リアパネルにはあまり複雑な表示が必要ないので全面にカッティングシートを貼り、必要な表示はテプラで済ますことにします。

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気泡が入らないようにカッティングシートを貼るには水貼りという方法がありますが、面倒なので今回は水は使いません。まずカッティングシートをパネルより少し大きく切り、端の方の剥離紙をはがして折りたたみます。

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位置あわせしたら剥離紙をはがした部分から貼っていきます。すでに張り付いている部分を布で押し広げるようにして行くと気泡が入るのをかなり抑えることができます。

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全面が貼り終えました。

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少し気泡が入ることもありますが、時間が経つと自然に抜けます。たぶん空気がカッティングシートの素材である塩化ビニルを透過してしまうのだと思います。不要な部分を切り取りました。

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ACインレットは爪で自己保持するようになっていますが、爪が掛かる部分のパネルが厚いと引っかかりが悪いので、斜めにヤスリで削っておきます。

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ここでケースの組み立てを始めます。タカチのMSシリーズは組み立て家具みたいに部品のセットになっています。

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このとき、前のフレームの下側の塗装が剥げないようにテープを貼っておくといいです。

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前後のアルミパネルも付いてきますが、鳩歩堂方式では銅張り積層板で作るので、これらは使いません。いっぱい貯まっています。

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これで在庫の半分以下です。
前のパネルをとりあえず取り付けてみました。白く見えている床板は、MSシリーズの場合別売になっています。

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床板に部品の取り付け孔をあけるため、配置を確認していきます。

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電源基板がまだ作ってなかったのに気が付いたので慌てて加工してきました。こちらはディジタル回路の電源です。

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使っているトランスはTalemaのトロイダルトランスです。RSコンポーネンツで購入しています。Talemaというのはアイルランドにある会社らしいですが、製品は小型高性能で気に入っています。エポキシでディップされていて、真下に基板に実装ための足が出ていますが、そのピッチも正確です。RSから購入すると1次電圧が115Vになっているので、少し2次電圧が高めの物を買って使う必要があります。

日本製のEIコアのトランスもいかにもトランスらしくて好きなんですが、寸法精度が悪い、端子までワニスが付いていたりする、漏れ磁束が多い、などなど不満な点がいろいろあります。少なくとも汎用のトランスでは日本は遅れていると思います。

ところで上記のTalemaのトランスはインド製です。ボール紙の箱に入って届きますが、足が曲がらないように段ボールを十字型に切ったものがスペーサとして入ってきます。この段ボールの素材がとても悪く、形も手作業で切ったような十字型です。実際はどうだかわかりませんが、これを見るたびにサリーを着たインドの女性が内職で作っているのを想像してしまいます。

だんだん形になってきました。

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アナログ電源は菅野のトランスを使用。ディジタルの方だけトロイダルというのは、ZeeKon4の時にディジタル電源の漏れ磁束で苦労したので、とりあえずディジタルの方だけ対策した結果です。

せっかく広大なアルミの床面があるので、電源回路のトランジスタや3端子レギュレータは床に取り付けて放熱しています。ただ、取り付け孔と基板の位置関係をきちっとしないといけないので、Adobe Illustratorで描いた型紙を用いてポンチ打ちしています。正直言って面倒です。故障した場合も考えると嫌になります。なんか妙案はないものでしょうか。




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