SGがひどいことに

シグナルジェネレータ(SG)が次々ダウン。液中AFMのグループが呆れかえっています。

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我々の液中AFMは基本的にPMまたはPLLなので(自励振動ではないので)信号源が必要なのです。ギガヘルツまで出せるSGをメガヘルツ程度で使っているのもバカバカしいようなものですが、そうかといってファンクションジェネレータでは信号の純度に不満があります。

上の写真の3台は一昔前のヒューレットパッカード(現アジレントテクノロジー)の製品です。右側が8643Aという機種。

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これは壊れていませんがFM変調の幅が狭くて今回の用途には使えません。次にこれは8644Bです。レンタル中古で買ったものです。もちろんリファービッシュして校正済みで買っています。

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こちらはPLLのループフィルタの帯域が3種類あって、FM変調の幅によって最適のループフィルタを選んでくれます。アジレントの現行機種は頭にEが付くシリーズですが、それが発売されてからも何年間か8644Bの位相ノイズの少なさは最高レベルを維持していました。本来とても良いものなのだと思いますが、一面PLLに限界の性能を求めるような設計になっているのではないかと思います。ロックが外れたりということがたまにありました。そしてここに来て出力振幅が表示の半分程度に落ちてしまいました。

これは8644Aです。これもレンタル中古です。これに至っては出力が出なくなったとのことです。

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ところで、以上の3機種は、周波数を変えるとその都度出力が一旦止まります。おそらくPLLがロックするまで出力を停止するという考えなのでしょうが、これはAFMには非常に使いにくいです。SWEEPという機能が付いているのですが、周波数が滑らかに変わるのではなく断続的に信号が出力されます。そんなのスイープと言わないですよね、普通は。もっとも我々はその機能は使わないからいいのですが。それと、これらの機種はロータリーエンコーダにノッチ感がまったくないので、どこまで回すと1ステップ変化するのかが触覚でわかりません。

Eが付くシリーズといったのはこれです。これはたいへん優秀なやつです。300万円くらいしました。これはいちいち出力が止まることはないようです。

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そしてこれはローデシュワルツのSGです。スペックはかなり似通っています。このスタイルはどうですか。上のはアメ車、下のはドイツ車という感じがしませんか?

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ところがこれ、操作性が非常に悪く、外部変調の電圧が1Vを超えるとオーバーロード表示が出るだけなら良いのですが、直ちに止まってしまうという、使い勝手の悪さ。

しかし、本日は次々SGがダウンしたので、もうこれを使うしかありません。変調信号が1Vを超えないように分圧器を入れて使ってみたとのこと。そうしたら、FMをONにすると出力振幅が下がるというへんな現象が発生。もう全然使えません。ローデのSG最悪です。

ちなみに、これはローデシュワルツの昔の製品。

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これは使い勝手はいろんな意味で非常に良いです。ロータリーエンコーダのノブの重さとか質感まで気をつかって作っていたのだと思います。パラメータを速く変えたいときにはノブに勢いを付けて回してやれば慣性でかなり回ってくれるし、逆に1ステップずつ変更するときにもノッチの感触がはっきりしていて気持ちいいです。

残念なのは信号純度がちょっと悪いことです。電源周波数由来のFM成分が若干あるのでAFM像にうっすらと縞模様が乗ってしまいます。

というわけで、こんなに沢山持っているのに使えるのがない
というまとめが良いのか、それともローデのSGひでぇということなのか。

いずれDDSとADCを組み合わせて外部信号でFMとAMがかかるようなものを作って置きあえれば良いのだと思います。でも今までかけてきた費用は何だったの、ということになるかも知れません。

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