ライントレーサーのカウルを作る

ライントレーサー(ちょこまカー)を小児科病棟の子供の遊びに使いたいというオファーがありました。安全のためにカバー(カウル)を付けることになり、はじめての真空成形に挑戦しました。

とりあえず加工が楽な木材で木型を作ることにしました。圧倒的に加工が楽なのがバルサ材ですね。13年前日立在住時代にジョイフル山新で買ったバルサ材。寸法が合わないので接着して面積を確保しました。接着剤はアラビックヤマト。

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カッターで削ってだいたいの形にしました。

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さらに紙ヤスリで形を整えました。

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この木型を簡易的な真空成型器「桃象」に載せ、塩ビまたはポリスチレンの板を電熱器で炙って柔らかくし、木型の上から押しつけ、さらに掃除機で吸います。

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そうするとこんな感じに木型のまわりにプラスチック板が吸着します。

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裏から見るとこんな感じ。

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やはりカウルを作ろうと思って桃象はすでに買ってあったのですが、ちょこまカーの工作教室ではカウルまで手が回らないという事情もあり、また正直に言うとおっくうだったので、一度もちゃんと使ってませんでした。

脱線しますが、桃色の象というと、デリリウムトレメンスというビールを連想しますネ。

この木型はテーパーが弱く側面が垂直に近いため側面は薄くなりがちです。どうやらプラ板の最初の板厚は1mm程度必要なようです。プラ板をどの程度炙るかというと、てろんてろんになるまで、です。何回か失敗しましたが、失敗の内容はすべて加熱不足のために型の側面までうまく回り込まないということでした。桃象の説明では塩ビ板を使うことになっています。ポリスチレンもやってみましたが、炙るときに気泡ができやすいようです。たしかに塩ビのほうが具合が加工性が良いような気がします。しかしイチゴのパックなどはポリスチレンなので、できないわけはないと思います。電気炉で加熱すれば気泡も発生せずにうまくできそうな気がします。

これを切り取ってカバーが完成です。さて、それではどうやってちょこまカーにくっつけましょうか。こういうときには考えていても進まないので、東急ハンズか100円ショップかホームセンターでもうろつくといいアイディアが出たりしますね。昨日は100円ショップでいろいろ見ていたら、コードを束ねるマジックテープを見つけました。マジックテープで固定することにすれば、布製のカバーとか編みぐるみのカバーとかフェルトのカバーとかなんにでも取り替えられます。

基板の裏面のハンダが露出していると鉛中毒の危険性があるので裏面もカバーするということになっていましたので、両面テープ付きのマジックテープで裏面は全部カバーすればいいでしょう(試作品はまだ全面は覆っていません)。そしてカウルにはマジックテープの相手方をホットボンドでくっつけました。

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スイッチも大きくして、という要望なので、カウルのてっぺんに移動し、電線で配線しました。

また、 ちょこまカーをわしづかみにする子供がいるのでCdSがすぐ曲がるそうです。そこで、ゼムクリップを伸ばした針金で補強しました。ゼムクリップを「伸ばす」というところがのっぽさんの工作チックですが、ゼムクリップはニッケルめっきされた鉄線(ハンダ付けができる)で、太さもいろいろ選べて安いという特徴があり、たいへん重宝してます。

動きをもっと遅くして、という要望もありました。左右の明るさの差を表す信号電圧が、ある範囲に入っているときは両方のモーターが回転するように作ってあります。これは直線コースでスピードが出て滑らかに進むためですが、そのために電流アンプの入力段にベース電流をエンハンスするための抵抗器が付けてあります。それらを実装しなければ動作はちょこまかした動作になり、速度は結果的に下がります。また、スピードが出ないから小さいカーブでも曲がりやすくなります。さらに今回使ったCdSは鈴商で買ったφ3程度の超小型のものなので、いつものCdS(φ5程度)に比べてより細いラインでもトレースできるようになりました。

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