RGBバッファアンプ

久しぶりに電子工作です。RGBバッファアンプを突貫工事で作りました。

研究所の一般公開がありました。SEM(走査電子顕微鏡)で蜘蛛の実物を拡大してみせようということになりましたが、ちょっと古い装置なのでアナログRGBがBNCプラグで出ています。これを液晶プロジェクタともともとのRGBモニタ両方に出力しないといけません。

たぶんダメだろうなと思いながら、まずはただ分岐させてみました。反射でゴーストが出たり、という予想と裏腹にたいしたこともなく、しかも75Ωケーブルであるべきところを50Ωケーブルでつないだのに、画像はあまり劣化しませんでした。

が、しかし、輝度が低下。たぶん本来の輝度に対して2/3だと思います。もとはSEMの出力抵抗75ΩとRGBモニタの終端抵抗75Ωで1/2に分圧されるところが、液晶プロジェクタの終端抵抗がパラに入るので1/3に分圧されるから。それでRGBバッファを入れないといけないね、ということになったのが公開の全然日の午後でした。

手元に超高速な電流帰還型オペアンプAD8021がちょうど3個あったので、AD8021で+2倍のアンプを作り、出力抵抗75Ωを介して出力します。受け側にも75Ωの終端抵抗があるのでトータルで電圧ゲインが1になります。

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入力に2個のBNCジャックが付いていますが、これは片方にSEMからの出力をつなぎ、もう一方をそのままプロジェクタ
の入力につなぎます。製作した回路には終端抵抗がなくて、SEMの出力アンプの出力抵抗とプロジェクタの終端抵抗をあてにしているわけです。AD8021の出力をRGBモニタに接続します。

電源は±5Vにしようと思います。ACアダプタから+5Vをもらい、ケース内で負電圧コンバータによって-5Vを作ります。

夕方秋月電子に立ち寄ってケースとBNCジャック(50Ω用ですが気にしている時間がありません)と表面実装デバイス用のユニバーサル基板と負電圧コンバータLT1054を買ってきました。

次の日、今回は基板加工機がすでに公開のため展示パネルで隠されてしまったため、久しぶりにユニバーサル基板に手作業で作りました。ところが、基板のピッチがAD8021と違う!使わないピンの下のパターンをはがしたりICをずらしたりしてなんとか実装。

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写真に写っている銅箔テープはステンドグラス用です。簡易的なステンドグラスではガラスの周りに銅箔テープを巻き、そのテープどうしを半田付けしてつなげます。このテープの方が電子回路用に秋葉原で売っている銅箔テープより安いし長いので愛用しています。学生時代に買ったのがいまだに半分にも減っていません。

今回は急いでいたのでBNCに付いてるラグ板の角度など滅茶苦茶です。

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それでも一発動作しました。簡単な回路とはいえ珍しく、そして嬉しいですね。

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これがRGBモニタ(といってもSEMなのでグレーです)と液晶プロジェクタで表示した蜘蛛の画像です。

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