アルミとステンレスのはんだづけ

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摩擦スピーカーの記事で使ったステンレス箔に電線をはんだづけするには、一部に予め銀ロウづけをしておき、銀ロウに対してはんだづけしました。しかし、そんな必要は全然ないことがわかりました。

子供のころからはんだづけに親しんでますが、鉄やアルミははんだづけできないと信じていました。ましてやステンレスなどもっと難しいにちがいありません。

じつはステンレス用のフラックスというのが売られています。ホームセンターなどにもあると思います。小さいポリ容器に入った無色透明の液体で、たぶんなんらかの酸なんだろうと思います。それを付けてやると、たしかに普通のはんだがステンレスに付きます。

このフラックスの主成分は希塩酸じゃないかと思うのですが、塩化物イオンが金属表面に残っていると錆の原因になるので、はんだづけの後は良く洗っておかないといけません。

ところが、今回の方法はもっと単純です。「刃物で削りながらはんだ付けする」という方法です。

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おっと、この写真はステンレスではなくアルミです。アルミでも同じ方法ではんだが付きました。刃物のかわりにセラミックのトリマドライバーを使っています。まずアルマイトを削り取り、次にはんだごてでアルミをよく加熱しました。刃物でアルミの表面を削って酸化してないアルミの肌を露出させるのですが、その削られている部分が酸素に触れる機会が無いように、溶けたはんだで覆われたまま削られるように気をつけました。使ったはんだはアルミットのKR-19です。その結果、

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という具合にはんだが付きました。このあと電線を引っ張ったら電線の方が千切れました。

刃物はステンレスの場合はカッターの刃の方が使いやすかったです。その結果冒頭の写真のように接触角も小さくきれいにはんだが付きました。このステンレスはSUS316だったと思います。磁石が付かないので。

アルミの場合は柔らかいので、すでにはんだが付いた場所を更に擦っても、はんだもろともにアルミを削り取ることになります。また、アルミに刃物が食い込んで動かしにくいため、ステンレスの方がきれいにはんだ付けしやすかったです。

最後に鉄について。上で「ところが今回云々」なんて書きましたが、じつはこの方法、タカチのMSシリーズの上側カバーをアースするためにはんだ付けする必要が出てきたのがきっかです。鉄の場合はカッターの刃でよく削って新しい面を出し、すぐにはんだ付けすれば、短時間空気に触れてからでもはんだが付きます。ステンレスとアルミの場合はまったく空気に触れる機会を与えないようにしなければなりません。

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