やり過ぎかも

こないだのかわいいデザインのアンプですが、2台目が完成。今回は古いアンプを改修したものです。

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色が違うだけでなく、電源パイロットランプのかわりにBNCジャックのまわりが光っています。モードによって必要なくなるBNCの光は消えます。

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このBNCジャックはパネルの両側がジャックになっています。BNC-BA-JJ-Zというらしいです。パネルとの間がジュラコンらしきプラスチックで絶縁されているので、そのプラスチックを透かして内側からLEDで照明すると、外側がホンワカ光ります。

ところでこの部品ですが、この仕事を始めた頃といっても10年も経ってませんが、その頃には秋葉原では角座の(BNC-TA-JJ)しか売ってなかった気がします。もっとも全部の店を探したわけではありませんが。角座は取り付けが面倒ですからね。ナット1個で締めるのが手に入れやすくなってからは沢山使っています。

鳩歩堂はパネルのすぐ後ろに主要な回路を設置することも多い(ZeeKonシリーズなど)ですが、同軸のままケースの内部まで持っていくというのも場合によって便利です。

低周波でスイッチによる切り替えが多い場合は、多少無理してでもパネル裏に押し込めることが多いです。というのは、そうしないとスイッチとケース内の基板とをつなぐ配線が多くなって面倒ですし、またトランスの漏れ磁束による電磁誘導を拾う危険も増えます。

今回はゲイン切替を4チャンネル同時に行ったり、モード切替をXYそれぞれ2チャンネルに同時に適用したりする必要があったので、パネルのスイッチから基板上のアナログスイッチを制御するようにしました。信号も内部の基板まで同軸のまま接続する必要があったので、BNC-BA-JJ-Zを使いました。

だいたいこんな回路です。
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図中のPA421は間違いでした。ほんとうはPA241です。描き直すのが面倒なので訂正文だけでご勘弁

フロントパネルのロータリスイッチから基板上の8チャンネルアナログスイッチのアドレスを制御します。ロータリスイッチは日本開閉器のMR-Aタイプです。このメーカのMRシリーズのいいところは、接点数を制限することができる点です。オータックスにもそっくり同じピン配置のがありますが、接点数を変えられません。ちなみにオータックスとそっくりのロータリースイッチで外国製らしいのがRSコンポーネンツに出ていたので、データシートをダウンロードしたら、オータックスのカタログの当該のページでした。

2進数を出力するならバイナリコードのスイッチもありますが、今回は4接点でいいので、MR-Aを4接点に制限し、ダイオードを利用して2進数を発生させています。

今度の青いバージョンのケースはタカチのMOです。MSとの違いは上下のカバーがアルミであることと、放熱用のスリットがないことです。アルミなので軽量ですが、例によって上のカバー他の部分に電気的に接続されている保証がないのが困った点で、アルミにははんだもうまくつかないので、配線で明示的にアースに落とすこともできません。今後はMSに統一しようと思います。

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この記事へのコメント

たまご
2010年08月18日 22:22
測定治具として、コネクタを光らせるのはミス防止のためには良いアイデアですね。ただ、デザイン的に「らしくない」かもしれません。(笑)
2010年08月19日 15:21
coolだけどデザインは機能と関係ないよと留学生に言われましたが、たかがデザインとバカにできませんよね。
 学生の自作回路はパネルに何も書いてない場合の方が多いので、卒業すると使い方が分からなくなってお蔵入りになることが多いです。まずは使えるデザイン、欲を言えば使い勝手が良いデザイン、さらにエラーを防止するデザインが実現すれば素晴らしい。でも売り物ではないので、どのへんからということは言いにくいですが、あまりデザインに凝ると少し気がとがめます。
 前出の留学生に「デザインは重要だ。デザインを可愛くすれば工学分野にもっと女子学生が来るかもしれない」と言ったら笑って行ってしまいました。
たまご
2010年08月20日 00:03
専門家が自分一人で使うなら、性能優先、デザインは2の次かもしれません。しかし、専門家向けであってもインフラ関連など重要な設備や、人命に関わるプラント設備では、事故防止のためデザインは本当に重要です。配置を工夫する、ランプを光らせる、コネクタの種類を替える、コードの色を変える、様々な工夫があります。

@重要設備の本線を間違えて抜いたことあります。たまたま予備系で命拾いしました。

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