SCK25616L-Aが廃止!

ノリタケ伊勢電子の蛍光表示器キットSCK25616L-Aが廃止ですと。

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この製品はシフトレジスタチップの基板の裏がそのまま蛍光表示器になっているということで、小型で駆動回路が簡単というのが売りだったんだと思います。鳩歩堂はAFMのZ軸コントローラ、ZeeKon3とZeeKon4に、Z軸位置を表示するレベルメータとして使ってきました。ちょっとしたグラフィックディスプレイなので、LEDのレベルメータやメカニカルなメータと違って制御目標値も表示させたりもできて、たいへん便利でした。

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そして鳩歩堂の名の元になったPigeonwalkerにも。

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電源が入るとまず鳩が歩くアニメーションが出ます。その後レベルメータのような表示に変わります。

新たにAFMのコントローラがもう1セット必要になったので、ZeeKon4の改良版とPigeonWalkerの改良版(Pigeonrunner)を作ることになりました。そこでSCK25616L-Aを3セット注文したのですが、あと1セットしか無いとのこと。ノリタケ伊勢電子のホームページで確認したら去年の9月頃に廃止になっていました。よく調べたら手元に在庫が2セットあったので、今回はなんとか切り抜けられることがわかり、ホッとしました。けど、リピート生産すればいい体制をほぼ確立したと思っていたんだがなぁ。

いよいよカラーLCDに手を出す時が来たのでしょうか。横長のカラーLCDといえば、秋月に300円でずうっと出ているのを使ってみようかな。

ところでピジョンの由来について簡単に説明します。

AFMのピエゾスキャナは1ミクロンくらいのストロークしかないため、別にもっと長いストロークを持った粗動機構が必要になります。粗動機構としてピエゾウォーカーというのを以前紹介しました(たしかノブコンと一緒に)。アプローチのシーケンスとしてもっとも安全なのは次のようなやり方です。

(1)Zスキャナを完全に縮める。

(2)ピエゾウォーカーで前進する。この前進する距離はZスキャナのストロークより短くしておきます。

(3)Zスキャナをゆっくり伸ばし、カンチレバーがサンプルに接近したときに検出されるべき変化が起こるかどうか調べます。実際にはPI制御系を動作させておきます。カンチレバーの発振周波数が目標値以下ならば積分制御によってZスキャナが伸びて行き、目標値に達すればそのまま制御がかかりますから、これでアプローチ成功です。サンプルがまだ遠いときは、Zスキャナがストロークいっぱいに伸び切ってもまだ目標値に達しません。その場合は(1)に戻ります。

ちなみに(1)でZスキャナを縮めるには、PI制御器に入る誤差信号があたかも発振周波数が目標値を超えてしまったような状態になるように、本来の誤差信号に大きいDC値を足し込んでやります。

以上のシーケンスを行うのがPigeonwalkerです。なんでピジョンかというと、ウォーカーを動作させるたびにZスキャナを引っ込めたり伸ばしたりするのが、鳩が歩くときに首を前後に動かすのに似ているからピジョンウォークといいます。Pigeonwalkerは鳩歩堂の作った装置。ピジョンウォークいう言葉は業界にもともとあったものです。

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